PDF版・中国増値税の制度と実務【改訂版】のご案内
2022-08-262020 年 1 月に出版し、大変好評をいただいている「中国増値税の制度と実務【改訂版】」の PDF 版(出版後の制度変更に関する補助資料付き)について、ご案内いたします。
増値税は、物品売買・サービス提供など、ビジネス全般に際して課税される流通税であるため、ビジネス採算に与える影響も大きい税金ですが、元々の税制が複雑なだけでなく、1994 年の増値税暫定条例施行以降、相次いで制度変更が実施されたこと、税制と実務運用に違いがある事項も少なくないことから、理解が難しい税金としても知られています。
当改訂版は、2020 年初の状況に基づき増値税制度を全面解説していますが(営改増、2018 ~ 2019 年の大掛かりな制度改定までを網羅)、PDF 版では、書籍出版後 2022 年 8 月までの動向(増値税未控除税額還付政策、小規模納税人の売上増値税免除、増値税輸出還付時間の短縮、一部サービス業種に対する割増仕入税額控除)についての資料を作成・補足しております。
先行販売中の、 PDF ファイル版「中国・外貨管理マニュアル Q&A(2022 年改訂)」とあわせてご活用いただければ幸いです。
PDF ファイル版・中国増値税の制度と実務【改訂版】
- 著者:水野コンサルタンシーグループ代表 水野真澄
- PDF:222 ページ+補足資料 5 ページ
価格
- 一般:11,000 円、590 元+増値税、HKD640
- MCH 会員様:8,000 円、440 元+増値税、HKD470
【お申し込み】
こちらの専用フォームからお願いいたします。
※PDF ファイルという性質上、法人名義での購入に限らせていただきますが、法人内での共有・ご活用については可能となっております。
【目次】
基礎編 ■中国の流通税制度 1 . 流通税の種類 2 . 流通税の特徴と税率 3 . 増値税と旧営業税の課税方法の違い ■財貨の増値税 1 . 財貨の増値税の課税対象と税率 2 . 増値税の一般納税人と小規模納税人の違い 3 . 一般納税人資格の取得条件 4 . 発票の種類 5 . 増値税の納税時期 6 . 増値税輸出還付 7 . 増値税輸出還付資料 8 . 輸出還付が制限される場合 9 . 分割輸出の還付申請 10. 値引き・修正処理と赤字発票 11. 固定資産購入に関する増値税 12. 増値税に対する付加税(城市建設税、教育費付加、河道管理費) ■役務の増値税 1 . 流通税改革(営改増)の経緯 2 . 流通税改革実施の理由 3 . 役務の増値税の業種と税率 4 . 役務の増値税の一般納税人と小規模納税人 5 . 役務の増値税の輸出免税・ゼロ税率の概要 6 . 役務の増値税のゼロ税率適用条件 7 . 役務の増値税の免税適用条件 8 . 役務の増値税対象役務提供時の源泉徴収 応用編 ■財貨の増値税 1 . 加工貿易(来料加工・進料加工)と増値税 2 . 加工貿易貨物の転廠と増値税 3 . 加工貿易企業の設備保税輸入と一般貿易輸入の税コスト 4 . 保税区域と増値税(外国貨物の保税開発区到着) 5 . 保税区域と増値税輸出還付(中国国内貨物の保税開発区搬入) 6 . 保税区企業の加工貿易委託と増値税輸出還付の関係 7 . 輸入貨物の交換・返品・修理 8 . 中古設備の輸出 9 . 増値税輸出還付証憑変更の経緯 10. 輸出ユーザンスと増値税還付 11. 輸出外貨回収と増値税輸出還付 12. 国内加工委託 13. 新設企業の増値税輸出還付制限 14. 発生基準と発票基準 15. 仕入控除に対する優遇措置 16. 未控除税額還付 ■役務の増値税 1 . 物流業に対する影響(差額課税方式廃止) 2 . 業務委託料などの免税措置適用の注意点 3 . リース取引に対する課税 4 . ファイナンスリースに関する輸出還付 5 . 建築業に対する課税 6 . 不動産業に対する課税 7 . 駐在員事務所の経費課税方式変更 ■実務理解に役立つQ & A Q 1 . 一般納税人になるのは難しいのですか? Q 2 . 非居住者が小規模納税人の税率の適用を受けることは可能ですか? Q 3 . 財貨の増値税と役務の増値税は、個別申告するのですか? Q 4 . 金利に対する増値税課税方法を教えて下さい。 Q 5 . 保税区法人が区外オフィスで実質的な活動をしている場合、発票はどこで起票するのですか? Q 6 . 発票を発行・受領する際の注意点は何ですか? Q 7 . 受領した発票には処理期限がありますか? Q 8 . 販売代金前受け、分割払い条件の増値税の納税義務の発生時点を教えて下さい。 Q 9 . 役務の増値税の非課税取引は、税務局に備案が求められますか? Q10. 非居住者は、役務の増値税の免税申請ができますか? Q11. 無償取引を行う場合の増値税課税はどうなりますか? Q12. 兼業企業が他社製品を輸出した場合、税務局はどのように把握するのですか? Q13. 増値税の免税措置が適用されると、納税者にとっては有利なのですか? Q14. オフショア取引(三国間貿易)では増値税は課税されるのですか? Q15. 加工貿易企業間の転廠に、課税方式が二つある理由はなんでしょう。 Q16. 外注加工では、どのように増値税が課税されますか? Q17. 外国から保税区域に搬入された貨物は、一律増値税課税が免除されますか? Q18. 各保税区域によって、生産型企業の増値税課税制度は異なるのですか? Q19. 輸出加工区の一般納税人制度について教えて下さい。 Q20. 越境E コマースには優遇課税制度があるのですか? ■PDF版オリジナル補足資料 1.増値税未控除税額還付 2.増値税小規模納税人 3.増値税輸出還付時間の短縮 4.割増仕入税額控除